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2009-09-30

領域

無農薬の野菜を作りたいと思い、数年前、農園を借りました。
私の住む地域では、農園のための土地を得るのは、沢山のお金がかかります。
借りるとしても、抽選とか、順番待ちになることが殆どです。
市内からかなり離れると、「貸し農園募集」などという看板も目にしますが、気軽に通える場所でなければ続きません。一番近くの農園では、順番待ちでの募集をしていたのですが、10年待っている人もいらっしゃるとかで、気の遠くなる話です。一応、順番待ちリストに入れてもらおうと申し込みに行きましたが、30人待ちでした。そこで、家から15分ほどの所の農園を、抽選で応募しました。

念願かない、運よく農園が当たったときのことです。
たいていの農園は、4月から入園できます。前の利用者は、3月までには、農作物はすべて収穫し、更地に戻し、退園しておかなければいけないのがルールになっています。
私は、とっても嬉しい気分で、ホームセンターでクワを買い、鶏糞や牛糞、植えたい種や、苗などを買い、畑にむかいました。

ところが…
私のスペースには、沢山の玉葱とジャガイモが、元気良く育っているではありませんか!?
「え??」
すると1人のおじいさんが近づいてきました。どうやら前の利用者で、玉葱などの育て親でした。
「もうすぐ抜きますので、すみません。」とのことでした。
少しガッカリもしましたが、「仕方ないな~」と思い、その日は家に帰りました。そして「野菜の作り方」などの本を見ながら、更に夢をふくらませました。

数日後、農園管理局から電話がありました。
「前の農園の利用者さんが、今植えている農作物を、そのまま育てていただけないか」と私に頼んでいるとのことでした。
「う~ん…。契約では更地での引き渡しだったよね~。周りの人はみんな綺麗に更地で引き継いでいるのに…。でも元気に育った苗を抜くのもかわいそうな話しだし…。でもでも、私も自分の植えたい種や苗を買っちゃたし…困ったな~」とも思いつつ、「まぁ~私も初心者だし、とりあえずは、先の方の育てた苗で勉強させてもらいながら、覚えたらいいかっ! 買った苗はプランターで育て、種は来年に持ち越そう。よし!引き継いで私が育て、収穫したら野菜をお返ししよう。」と決心し、お返事しました。それから、気持ちを切り替えて、玉葱とジャガイモの本を読みました。

そして数日後、気持ちを入れ替えた私。もはや生育した苗には、ほとんど何もすることがないのですが、雑草でも抜こうと、農園に向かいました。
すると、前のおじいさんがいました。
「実は、お願いがありまして… 畑の5分の1ほどを、6月末までかしてもらえませんか?お金は支払います。」と、おじいさんに話かけられました。
畑に関して、気持ちを二転三転してきた私にとっては、「今度は何?また~?」って感じでした。
それでも、せっかく育てた苗達を手放せないおじいさんの気持ちもわかるので、5分の1を、お貸しすることに承諾しました。お金は、計算できないし、また貸しは契約違反にもなるので、6月の期日を今度こそ守っていただくということで。

そして次の日、おじいさんから又お願い事があると言われました。
内容は、あと5分の1を更に貸してもらえないかと…
今度は即答できませんでした。
すると更に数日後、私が返事をする間もなく、「やっぱりお金を払うので、1年間だけ、全体の半分の土地を貸してもらえないか?」と言ってこられました。

よく考えてみると、結局私は畑を手にして、なに一つ自分の植えたいものを育てていないのです。
残りの半分といえども、今はおじいさん植えた苗ばかりです。そして、収穫後はおじいさんのもとへ…
一体、どこからこんなにおかしな話になってしまったのか…?

そもそも、5分の1の土地を、6月末まで使っていただくことには、OKでした。
あと5分の1を追加で貸してほしい(全体の5分の2)と言われた時は、迷いましたが、6月までなら仕方なくOKかな~と言う気持ちでした。未成熟で抜かれてしまう玉葱やジャガイモさんに申し訳ないと思っていたからです。
そして半分の土地を1年貸してほしいと言われました。
さすがにそれは、苗の都合ではなく、おじいさんの都合です。
結局、それらの気持ちをすべてお伝えしましたら、数日後、突然畑の苗をすべて引っこ抜かれていました。後味の悪い出来事でした。

その後は順調にトマトやきゅうりやキャベツや枝豆、ごぼう、にんにく、しょうが、人参、ほうれん草、オクラ、里芋、ねぎ、アスパラ、白菜、大根、トウモロコシ黒豆…と他にも色々な物を植えては、無農薬野菜の難しさと、美味しさを知りました。中でも、黒豆は秋に収穫して、お正月には自家製の黒豆煮を作ります。それはそれは美味です!

ところで、後味悪く、当時そのおじいさんと関わった私。
運が悪かったと言うか、たまたまややこしいことを言う人に当たったと思いましたが、どうやらたまたまでは無さそうです。こういうこと過去にも似た類の出来事がしばしばあったのです。

始めは、親切心のつもりなんです。
ところが、「いいよ」「いいよ」と言ってると、どんどん相手の要求のハードルが上がってくるのです。
ふと気がつくと、もはや親切心など消え去り、むしろ迷惑、不快な気持ちになっているパターンです。

誰でも、ここまではOK! これ以上になるとNG! と言うラインがあると思います。
どんな場合でも、ラインをきっちり引ける人。
時と場合と人によってラインを引きなおす人。
ラインがあるような無いような人…。
当時の私は、ラインが曖昧でした。
最終的には、おじいさんには自分の意見を述べましたが、後味が悪いと感じました。

どこかで最後まで、「いい人」でいたい気持ちがあったのです。
いつもそうでした。だから、他人からの要求には、極力応じる努力をしてきました。
相手の喜ぶ顔を見たいと思っていました。
多くの人は、人に嫌われるよりは、好かれたいと思うと思いますが、自分の中のOKやNGの領域を崩してまで相手に応じるのはストレスが生じます。それになかなか気づかなかったんですね~ だから、しばしば同じような出来事に遭遇したのでしょう。

 このような行動パターンは、育つ過程で親との関わり方が大きく影響していると言われます。親との関わりの上で、自分はどのような反応をしてきたか? 
自分の領域(意思・意見)を主張したら、親はどんな反応をしたか? 
親に領域(意思・意見)を乱されたと感じることがよくあった。…などなど

つまり、自分の領域(ここまでOKこれ以上NG)に他人が関わろうとするときに、
領域を主張する習慣ができているのか。
相手の思う意思に領域を譲る習慣があるのか。
相手が主で、自分の領域は相手次第と言う習慣が身についているのかです。

いつも運悪く、そういう相手に出くわすのではないのです。
そういう人と出くわした時に、自分が、いつもの習慣的対応をとってしまっているのです。
だからよく似たパターンの出来事、関係を作り上げてしまうんですね。

この習慣を変えるには、対応時の言葉や、表情を、いつもと変えてみるのがいいと思います。
始めは、相手の反応が怖くて勇気がいるかもしれませんが、後々不快な気持ちを引きずることを考えれば、一瞬の勇気です。 自分を大切にしなくては、他人も大切には出来ませんね。

根本的に、自分らしさを取り戻し、人間関係もスッキリ生きていきたい!と思う方には、「記述式内観」がお勧めです!































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テーマ : 気付き・・・そして学び
ジャンル : 心と身体

プロフィール

そわか

Author:そわか
大阪で、気功、整体、内観研修を行っています。
現代人に多い、ストレスや、自律神経に焦点を当て、心と身体の両面からアプローチする方法で、日々施療を行っています。
また、記述式内観という方法で、トラウマや人間関係や子育てにおける悩みの部分を解決するべく、本来の自分らしさを取り戻しポジティブに生きるといった研修を行っています。
2人の娘を持つ、ママヒーラーです。

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